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Arria シリーズ FPGA
Arria シリーズ ミッドレンジFPGA について
アルテラの Arria® FPGA シリーズは、コストおよび消費電力重視のトランシーバ・ベースのアプリケーション向けに設計されています。Arria FPGA シリーズは、豊富な機能セット (メモリ、ロジック、およびデジタル信号処理 (DSP) ブロック) に加え、優れたシグナル・インテグリティ(SI)を誇る最大 10.3125 G のトランシーバを搭載しており、より多くの機能を統合し、システム帯域幅を最大化することができます。
さらに、Arria V ファミリの SoC FPGA では、ARM® ベースのハード・プロセッサ・システム(HPS)を搭載しており、さらなる集積化と、低消費電力化が実現可能です。
Arriaシリーズ FPGA の最新ファミリ
高周波での FPGA のシリアル・データの入出力転送を可能にする
オンチップ・トランシーバを備えた Arria シリーズ。
デバイス・ファミリ |
プロセス・テクノロジ |
新規デザインに対する 推奨の是非 |
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Arria V FPGA |
28nm |
○ |
詳しい情報を見る |
Arria II FPGA |
40nm |
○ |
詳しい情報を見る |
Arria V ファミリ
コスト、性能および消費電力のバランスを実現
Arria® V FPGA は、最も低いトータル消費電力を実現しつつ、リモート無線ユニット、10G/40G ラインカード、放送スタジオ機器などのミッドレンジ・アプリケーションに必要なコストと性能の最適なバランスを兼ね備えています。
Arria V FPGA の概要
Arria Vは以下の 4 タイプがあります。
▼FPGA
Arria V GX FPGA |
6.375 Gbps トランシーバ内蔵
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Arria V GT FPGA |
最大 10.3125 Gbps トランシーバ内蔵
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▼SoC FPGA
Arria V SX SoC FPGA |
ARM ベース HPS および 6.375 Gbps トランシーバ内蔵
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Arria V ST SoC FPGA |
ARM ベース HPS および 10.3125 Gbps トランシーバ内蔵
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SoC FPGA – カスタマイズ可能なARM プロセッサ・ベースのSoC
SoC FPGA は、プロセッサ、ペリフェラル、およびメモリ・コントローラで構成されるハード・プロセッサ・システム (HPS) を、広帯域幅インタコネクト・バックボーンによって FPGA ファブリックと統合することにより、システム消費電力、システム・コスト、およびボード・スペースの削減を実現します。HPS とアルテラの 28nm 低消費電力 FPGA ファブリックの組み合わせは、 Arria V FPGA の柔軟性と豊富なDSPブロックを備えたアプリケーション・クラスの ARM® プロセッサ・エコシステムと性能を提供します。
Arria V FPGA の利点
- 1.業界をリードする低消費電力
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- どのミッドレンジ FPGA より低いスタティック消費電力 (500k E で 800mW 以下)
- ミッドレンジ FPGA で最も低い消費電力のシリアル・トランシーバ (6.375 Gbps トランシーバでチャネル当たり 100mW の最大消費電力、10.3125 Gbps トランシーバでチャネル当たり 140mW の最大消費電力)
- 6.375 Gbps Arria II FPGAに比べて最大 40% 低いトータル消費電力を実現
- 4,000 MIPS (Dhrystones 2.1 ベンチマーク) を超える処理性能を 1.8 W 以下の消費電力で実現 (SoC FPGA)
- メモリ・インタフェース、プロセッサ、 PCI Express® 規格などのハード IP (Intellectual Property) によってトータル消費電力のさらなる削減を実現
- 2.豊富なハード IP ブロック
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- ハード・メモリ・コントローラ
- マルチファンクションをサポートする PCI Express Gen2 x4
- FIR フィルタに最適化された可変精度 DSP ブロック
- HPS (SoC FPGA のみ):
- デュアル ARM Cortex™-A9 MPCore™ プロセッサ
- エンベデッド・ペリフェラル (イーサネット、USB、フラッシュなど)
- 125 Gbps を超える広帯域幅 HPS/FPGA インタコネクト
すぐに使用可能なファンクションを実現するこれらのハード IP ブロックは、ソフト・ロジックに比べて差別化機能を開発するためにより多くのロジック・リソースの利用を可能にします。さらに、Arria V FPGA は、貴重なIP資産を保護するために、揮発性キーおよび不揮発性キーによる 256ビットAES などの機能により、FPGAとしては最も包括的なデザイン保護を提供します。
ハード IP ファンクションに加え、内蔵 10.3125 Gbps トランシーバをはじめとする機能を備えた Arria V FPGA は、ワイヤレス、放送機器、ビデオなどのエンド・マーケットにおけるミッドレンジ・アプリケーションの性能要件や絶えず変化する規格要件を満たすのに最適です。
- 4.完全なソリューション
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Arria V FPGA には、さまざまな市場におけるデザインの簡略化を支援するソフト IP コア、デザイン・ガイドライン、および資料が用意されています。
※詳しくはアルテラ公式サイトにてご確認いただけます。
Arria V FPGA アプリケーション
- ・ワイヤレス
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リモート無線ユニット、ベースバンド処理、チャネル・カード、およびその他の量産インフラストラクチャ設備
- ・放送機器
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HD ビデオ・カメラ、ビデオ会議機器、スタジオ・ミキサ-
- ・ワイヤライン
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20G/40G ブリッジ、スイッチング、パケット処理
- ・軍用機器
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無線通信、レーダー、誘導システム
Arria V FPGA 製品コード
アルテラ製品に関するご質問・ご相談・お見積など、お気軽にお問い合わせください。
Arria II ファミリ
低コストで最小消費電力の 6G トランシーバ内蔵 FPGA
アルテラの Arria®II FPGA は、6G トランシーバを利用するアプリケーション向けに高い機能を提供しながら、コストと消費電力を競合デバイスより大幅に削減しています。40nm の Arria II ファミリは、6.375-Gbps トランシーバを搭載する最小コストの FPGA、競合製品よりスタティック消費電力を最大 50 パーセント削減します。
Arria II FPGA の概要
Arria II GX FPGA |
現在出荷中の Arria II GX FPGA は、最大 16 チャネルの 6.375 Gbps トランシーバを搭載し、1.25 Gbps LVDS、400 MHz DD3 をサポートします。
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Arria II GZ FPGA |
現在出荷中の新デバイス、 Arria II GZ FPGA は、最大 24チャネルの 6.375 Gbps トランシーバを搭載し、集積度、メモリ容量、およびデジタル信号処理(DSP)能力を Arria II GX より向上させています。
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Arria II FPGA の利点
Arria® II はアルテラが提供する、低消費電力でコストの最適化を実現したトランシーバ内蔵の40nm FPGAであり、ハイエンド Stratix® IV FPGA ファミリと同じアーキテクチャ上の利点の多くを活用しています。これにより、優れたロジック使用率を達成し、容易にタイミングを満たし、システムの消費電力要件を緩和することができます。
コスト最適化トランシーバや IO、専用 PCIe® ブロックなどの機能と組み合わせることにより、
ワイヤレス、ワイヤライン、放送機器などの市場を含む多くのアプリケーションの要件を満たします。
Arria II FPGA のアプリケーション
- ・ワイヤライン
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アクセス機器、ブリッジ
- ・ワイヤレス
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RRH (Remote Radio Head)、小型基地局、加入者宅端末(CPE)
- ・放送機器
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HD ビデオ・カメラ、ビデオ会議機器、監視システム
- ・軍用機器
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軍用セキュリティ・システム
Arria II FPGA 製品コード
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※仕様、外観等については、製造元の最新情報をご確認ください。
※記載されている会社名、ロゴ等は Altera Corporation の商標または登録商標です。